食餌性条件反応を活用した黒毛和種繁殖牛の親子放牧技術

食餌性条件反応を活用した黒毛和種繁殖牛の親子放牧技術

レコードナンバー651654論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20002654NACSIS書誌IDAA11581363
著者名村上 勝郎
増田 隆晴
佐藤 彰芳
ほか5名
書誌名岩手県農業研究センタ-研究報告 = Bulletin of the Iwate Agricultural Research Center
別誌名Bull. Iwate Agric. Res. Ctr
岩手農研セ研報
発行元岩手県農業研究センタ-
巻号,ページ1号, p.9-29(2000-12)ISSN13464035
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抄録黒毛和種の放牧は人工授精のための看視労力の負担が大きいことや、子牛の発育が舎飼に比較して劣ることなどが、放牧促進を阻害している1つの要因である。そこで、音による食餌性条件反応を利用して放牧牛を給餌場に誘導し、子牛に補助飼料を給与する黒毛和種親子放牧技術の開発と、さらに遠野市貞任牧野における現地実証を実施した。 所内における試験では、食餌性条件反応に適した条件音は、車のクラクション、真鍮製の鐘であり、誘導する最適な時間帯は、放牧牛の採食時間及び看視作業時間を考慮すると9時から10時頃であった。放牧牛の誘導頭数率は初年目から96.9%と高く、3ヶ年の平均では91.6%であった。放牧牛1頭当たりの看視労力は、看視で24%軽減され、発情牛の捕獲・保定労力で最大78%軽減された。子牛の日増体量は対照区で0.64kg、試験区では0.81kgであった。子牛専用草地の適草種は、栄養価、嗜好性が高いペレニアルライグラスであったが、草地維持管理に課題を残した。 貞任牧野における現地実証では、音を的確に遠くまで伝達できた牧区は、なだらかな下り斜面もしくは上り斜面の立地の牧区であった。誘導頭数率は初年目で概ね80%、音響に対する経験牛がいることから学習期間を設けなかった2年目では概ね70%であった。看視労力は20%、発情牛の捕獲・保定労力は70%以上軽減された。子牛の発育は日増体量でO.74kgであった。
索引語和牛;放牧;行動;摂食;親子
引用文献数19
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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