ほ場整備地区における外部経済効果の発現状況

ほ場整備地区における外部経済効果の発現状況

レコードナンバー651671論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20002653NACSIS書誌IDAA11581341
著者名村上 和史
書誌名岩手県農業研究センタ-研究要報 = Bulletin of the Iwate Agricultural Research Center
別誌名岩手農研セ研報
Bull. Iwate Agric. Res. Ctr
岩手県農研セ要報
発行元岩手県農業研究センタ-
巻号,ページ1号, p.83-99(2000-12)ISSN13464043
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抄録UR合意に対応できる農業基盤の構築のため、各地でほ場整備が進められている。しかし多額な公共投資に見合う効果があるか疑問視する声もあがってきている。ほ場整備事業は農業生産性向上を目的として進められているが、その他にも営農再編促進効果や地域の活性化、農村環境の向上等の効果があるといわれている。 そこで、このような社会福祉的効果ないし社会環境効果など「外部経済効果」特定し、その効果を適切に評価することにより、広く県民に事業に対する理解を求める必要がある。 本稿は、ほ場整備事業の測定手法の解明に向けて、「外部経済効果」に着目し、ほ場整備地区における効果の発現状況の把握に努め、検討を行った。 まず、外部経済効果に関する評価項目を既往の文献から抽出し、ほ場整備地区に該当するものを11項目に絞った。 この評価項目について、ほ場整備地区O地区と、S地区にて面接調査を行い、外部経済効果の発現状況を確認した。 外部経済効果については、事業計画時に生活環境面での地域のイメージや施設等の利用方針が不明確なまま整備すると効果の発現が少なかった。更に施工後は受益者間の合意の元に維持管理を図らないと効果が維持しないことが明らかとなった。 一方、本県の事業実施地区の受益者代表43件にアンケートをとったところ、これまで事業計画は、農業の生産性向上にとらわれ、生活環境面については軽視しがちであることが確認された、事業が進行するに従い受益者の希望は、やすらぎや、環境保全などのアメニティの保全の優先順位が高くなることを考慮すると、事業計画において、その地区の長期的ビジョンを明確にした上で、生活圏としての農村の整備を加味しながら事業を進めることが必要であろう。
索引語圃場整備;外部経済;調査;農村;景観;福祉;環境保全
引用文献数6
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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