卵へのトリメチルアミンの移行と鶏種,飼料の影響およびガスクロマトグラフィー質量スペクトル法(GC/MS)を利用した卵黄のにおい成分の分析

卵へのトリメチルアミンの移行と鶏種,飼料の影響およびガスクロマトグラフィー質量スペクトル法(GC/MS)を利用した卵黄のにおい成分の分析

レコードナンバー651842論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011496NACSIS書誌IDAA11643733
著者名篠原 啓子
富久 章子
笠原 猛
ほか3名
書誌名徳島県立農林水産総合技術センター畜産研究所研究報告
別誌名徳島県畜産研究所研究報告
Bull. Tokushima. Pref. Lives. Res. Ins.
徳島畜研報
畜産研究所研究報告
発行元徳島県立農林水産総合技術センター畜産研究所
巻号,ページ1号, p.71-78(2001-12)ISSN1347099X
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抄録卵へのトリメチルアミン(以下TMA)の移行について、鶏種の影響は大きく、白色卵鶏(以下W)より褐色卵鶏が、褐色卵鶏はロード系コマーシャル(以下R)よりロードアイランドレッド(以下RlR)が移行しやすい傾向が認められた。またRにはTMAが蓄積しない個体も存在した。官能検査は、TMA態窒素が5μg/卵黄g以上であれば官能検査で魚の匂いを感じる人が多かったが、それ以下の場合は匂いの感じ方で個人差があり、TMA量との相関は得られなかった。 飼料の影響は、3種の飼料(動物性飼料原料として(1)魚粉、肉骨粉入り(2)肉骨粉のみ(3)動物性飼料原料を全く含まない)のゆで卵の官能検査を行うと、褐色卵は魚の匂いの感じ方がはっきりしていたが白色卵は大差ない答えが多かった。保存温度の影響は、5℃保存は卵黄中のTMA量は増加しなかったが、25℃は白色卵、褐色卵ともTMAが上昇し、特に褐色卵の上昇が高かった。また、茶の消臭効果については明確な効果は得られなかった。 GC/MSを利用した卵の匂い成分の分析は、トリメチルアミンの標準液と重ねて卵黄中のトリメチルアミンの量を推定し、かなり低濃度の卵の匂いを分析することが可能であった。分析条件の設定など詳細な部分で残された課題は多いが、ヘッドスペースガスを濃縮することで卵の匂いの数値化も可能であろうと思われた。
索引語鶏卵;卵黄;におい;成分;分析;官能検査;移行;魚粉;飼料;原料
引用文献数8
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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