福岡湾における貧酸素水塊の発生状況

福岡湾における貧酸素水塊の発生状況

レコードナンバー651960論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012384NACSIS書誌IDAN10425987
著者名篠原 満寿美
書誌名福岡県水産海洋技術センター研究報告
別誌名Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center
発行元福岡県水産海洋技術センター
巻号,ページ12号, p.81-87(2002-03)ISSN09192468
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抄録1)福岡湾においては、'80年の調査当初から貧酸素水塊の発生が確認された。福岡湾内で、貧酸素水塊が頻繁に発生するのは、Stn.1,Stn.2,Stn.6付近の湾奥部で、'92年から'96年には、Stn.2,Stn.6において1.0ml/l以下の極度の低酸素状態が確認された。 2)福岡湾における貧酸素水塊は、湾奥部の岸寄りから発生して、湾全体に拡大する傾向がみられた。また、'94年、'95年及び'96年は、継続して貧酸素水塊が発生し、しかもその水塊が縮小または消滅した後に、再び発生・拡大したことから、貧酸素水塊が発生しやすい状況にあったと推測された。 3)'80年から'96年の夏期平均底層DOと湾内へ流入する淡水流入量との関係をみると、期間を通じては、関係がみられなかったものの、'80年から'92年の13年間に限ってみると、淡水流入量が多いほど、夏期平均底層DOは低くなる負の相関が認められた。 4)クルマエビの漁獲量が最も高かった'90年は、夏期平均底層DOが3.6ml/lと高く、漁獲量が減少した'92年以降は、連続して夏期平均底層DOが貧酸素状態をはじめた時期と重なることから、近年の漁獲量の減量は夏期の貧酸素水塊の発生が大きな影響を与えていると推測された。
索引語沿岸;福岡県;低酸素;水塊;消長;クルマエビ;漁獲
引用文献数7
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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