夏眠期における伊勢湾産イカナゴのへい死条件

夏眠期における伊勢湾産イカナゴのへい死条件

レコードナンバー652011論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005761NACSIS書誌IDAN10065484
著者名山田 浩且
久野 正博
書誌名三重県水産技術センター研究報告 = Bulletin of the Fisheries Research Institute of Mie/ 三重県水産技術センター [編集]
発行元三重県水産技術センター
巻号,ページ8号, p.1-5(2000-02)ISSN09130012
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抄録伊勢湾産イカナゴの夏眠期間中のへい死状況を調べるため、2つの飼育実験を行った。飼育実験Iでは、夏眠開始期の栄養状態が夏眠期間中の個体維持に及ぼす影響を調べた。夏眠開始期まで異なる給餌条件で飼育した3つの実験区について、夏眠期間中のへい死状況を観察したところ、夏眠開始期の肥満度が3.2以上であればへい死が少ないことが判明した。天然海域の夏眠開始期において肥満度が3.2を下回る個体の出現率は、最も高い年で1.9%であり、栄養蓄積不足による夏眠期間中のへい死はきわめて少ないと考えられた。飼育実験IIでは、夏眠期間中の水混が個体維持に及ぼす影響を調べた。夏眠開始時の栄養状態が悪い個体(夏眠開始期の平均肥満度が3.3)を異なる水温条件で飼育したところ、25℃付近までは生存可能であることがわかった。天然海域では夏眠期間中に水温が25℃を上回ることがないことから、高水温による夏眠期間中のへい死もきわめて少ないと判断された。これらのことから、夏眠期間中のイカナゴの個体維持に外部環境が及ぼす影響は少ないと推定された。
索引語イカナゴ科;三重県;夏;休眠;死;栄養;水温
引用文献数6
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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