アッケシソウ(Salicornia herbacea L.)の生長に伴う化学成分およびin vitroルーメン消化率の変化

アッケシソウ(Salicornia herbacea L.)の生長に伴う化学成分およびin vitroルーメン消化率の変化

レコードナンバー652102論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014546NACSIS書誌IDAN00199779
著者名石川 尚人
志水 勝好
永西 修
書誌名熱帯農業
発行元熱帯農業研究会
巻号,ページ46巻・ 2号, p.88-93(2002-06)ISSN00215260
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抄録我が国に自生する塩生植物アッケシソウ(Salicornia herbaceaL.)の生長に伴う飼料成分およびinuitroルーメン消化率の変化を調べ、各時期の可消化成分の収量を推定した。プラスチックケース内でアッケシソウを栽培し(播種日をDayOとする)、栄養生長期(早期、中期および後期、それぞれ、Day49、79および110日)および生殖生長期(開花期および種子登熟期、それぞれ、Day131および160日)の5つのステージで収穫した。成分分析の結果、アッケシソウは高含有率の粗灰分(CA;32.1~36.0%DM)ならびに塩化ナトリウム(19.1~26.9%DM)、比較的高含有率の粗蛋白(CP;13.1~22.4%DM)および低含有率の中性デタージェント繊維(NDF)を有していた。NDF、酸性デタージェント繊維(ADF)および細胞壁構成成分(OCW)含有率は、アッケシソウの生長に伴い増加した(全ての成分でp<0.01)。CPおよび可消化NDF(DNDF)含有率はアッケシソウの生長に伴い減少した(それぞれ、p<0.O1およびp<0.05)。in vitroルーメン消化試験の結果から、アッケシソウの0および72時間の消失率は、その生長に伴い減少したが(どちらの時間もp<0,01)、生長中のアッケシソウの消化率(0および72時間の消失率の差)は比較的一定した値であった。72時間培養の最大消失有機物、可消化有機物およびDNDFの推定収量は、アッケシソウの生長に伴い急増した(全ての成分でp<0,001)。各可消化成分量はいずれも生長の後半の時期に増加した。以上の結果は、反すう動物の飼料としてのアッケシソウの最適な収穫時期は、可消化成分が最大となる開花後種子登熟期であることを示している。
索引語アカザ科;化学成分;反芻動物;消化率
引用文献数10
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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