分解程度の異なる樹種別リターの炭素および窒素無機化特性

分解程度の異なる樹種別リターの炭素および窒素無機化特性

レコードナンバー652177論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名小柳 信宏
千原 麻由
生原 喜久雄
ほか1名
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料学雑誌
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ73巻・ 4号, p.363-372(2002-08)ISSN00290610
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抄録ケヤキ、ミズナラ、スギ、ヒノキ、アカマツの優占する林地においてA0層(L-Fl、F2、F3、HA画分)および鉱物土壌層0~5cm(A(0-5))の化学的性質、微生物バイオマスおよび炭素(C)、窒素(N)の無機化量(25℃、30日間培養)を調査し、リターの分解に伴う化学的性質およびCとNの無機化パターンの変化と、それらを担う微生物との関わりについて考察した。 1)A0層の全N濃度はケヤキ>ミズナラ>スギ>ヒノキ>アカマツの順に高く、リターフォールの全N濃度の傾向と同じであった。 2)水溶牲有機態C(WSOC)濃度はL-F1画分で最も高く、広葉樹のケヤキとミズナラでは針葉樹である他の3試験区の3倍であった。WSOC濃度は、分解の進行に伴い急速に低下した。 3)微生物バイオマスC(MBC)濃度および微生物バイオマスN(MBN)濃度は、F2画分またはF3画分で最も高かった。 4)C無機化量の最大となる画分は樹種によって異なり、L-Fl~F3画分であった。WSOC濃度とC無機化量との間に、HA画分およびA(0-5)では強い正の相関性が認められた。 5)N無機化量は、F3画分以降で最大とたった。ミズナラでは硝化活性が著しく低かった。適潤性土壌のケヤキとスギでは、他の試験区より高いC/Nで純N無機化が生じた。 6)分解の進行に伴うMBN濃度の増減が、全N濃度やN無機化量の増減よりも先行するヒステリシスが認められた。
索引語落葉;炭素;窒素;無機化;樹木;種;分解;森林土壌
引用文献数29
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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