家畜ふん堆肥の重金属含有量の特性

家畜ふん堆肥の重金属含有量の特性

レコードナンバー652182論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名折原 健太郎
上山 紀代美
藤原 俊六郎
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ73巻・ 4号, p.403-409(2002-08)ISSN00290610
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抄録家畜ふん堆肥の重金属についての報告は少なく、このことが家畜ふん堆肥の普及を妨げる原因の一つとなっている。そのため、神奈川県内で生産されている家畜ふん堆肥の重金属含有量を調査解析することにより、その特性や肥料成分との関係を明らかにした。 供試したデータは、牛ふん堆肥112点、豚ぷん堆肥32点、鶏ふん堆肥83点で、水分、窒素、リソ酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、炭素、亜鉛、銅、マンガン、ヒ素、カドミウム、水銀及ぴ鉛について分析した。 家畜ふん堆肥に含有される重金属は、豚ぷん堆肥で亜鉛及び銅が牛ふん及び鶏ふん堆肥に比べて多かった。また環境汚染重金属のヒ素、カドミウム、水銀及び鉛は、全体的に少なかった。 しかし、一部の堆肥では、亜鉛、銅、マンガン及び鉛が高濃度に含有されており、特に、牛ふん堆肥では、最大値が汚泥肥料の推奨基準や法律での規制値を超えるものがあり、土壌汚染の原因となる可能性があった。 家畜ふん堆肥に含有される重金属は、他の成分との相関関係は認められず、一部の成分を分析して推測することは困難なため、個々の成分について分析する必要がある。主成分分析の結果から、高濃度に含有された重金属は、副資材に由来することが示唆された。コスト低減や資源リサィクルを目的として多くの種類の未利用資源が副資材として使用されている現状から、家畜ふん堆肥に含有される重金属については、今後更にデータを蓄積していくことが重要であり、堆肥中の重金属含有量のモニタリング調査を継続して行う必要がある。
索引語堆厩肥;家畜;糞尿;重金属;含有量
引用文献数11
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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