合成フェルラ酸誘導体の抗菌活性

合成フェルラ酸誘導体の抗菌活性

レコードナンバー652267論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016464NACSIS書誌IDAA11178236
著者名中内 道世
池本 重明
山西 妃早子
尾崎 嘉彦
築野 卓夫
野村 英作
細田 朝夫
谷口 久次
書誌名日本食品保蔵科学会誌
別誌名日本食品保蔵科学会誌
発行元日本食品保蔵科学会
巻号,ページ28巻・ 4号, p.183-188(2002-07)ISSN13441213
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抄録合成したフェルラ酸誘導体31種類について、細菌、カビ、酵母に対する抗菌活性を評価した。供試した化合物のうち、12種類の化合物がグラム陽性細菌、カビおよび酵母の増殖を抑制することを見い出した。それらのうちMICの測定に供した化合物のほとんどがフェルラ酸より抗菌力が向上した。フェルラ酸プチルとフェルラ酸-2-メチル-1-ブチルは、B.subtilis,S.aureus,S.cerevisiaeに対して顕著な増殖抑制を示した。フェルラ酸ヘキシルは、B.subtilis,S.aureusの増殖を顕著に抑制したが、カビ、酵母に対してはその増殖に影響を与えなかった。一方、フェルラ酸メチル、フェルラ酸エチルはグラム陰性菌を除くいずれの供試菌に対しても増殖抑制作用を有し広い抗菌スペクトルを示した。フェルラ酸エステル類の抗菌活性は、アルキル基鎖の伸長に伴いグラム陽性細菌に対する抗菌力が向上し、同時に細胞毒性も増すという傾向が認められた。フェルラ酸メチルおよびフェルラ酸-2-メチル-1-ブチルについては、市販の食品保存料であるソルビン酸や安息香酸と同程度またはそれ以上の抗菌活性を有し、細胞毒性試験でも100μMの濃度では、マウス由来線維芽細胞株Balb/c3T3A31-1-1の増殖にほとんど影響を与えず、新たな食品用抗菌剤として検討できるレベルにあることが示唆された。
索引語有機酸;芳香族;抗菌性;合成
引用文献数18
登録日2011年06月16日
収録データベースJASI, AGROLib

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