繁殖期における雌ニホンザル正常月経周期中のインヒビンAとインヒビンB分泌

繁殖期における雌ニホンザル正常月経周期中のインヒビンAとインヒビンB分泌

レコードナンバー652343論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
著者名清水 慶子
児嶋 千尋
近藤 昌弘
ほか5名
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ48巻・ 4号, p.355-361(2002-08)ISSN09168818
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抄録雌ニホンザルの正常月経周期中におけるインヒビン分泌様式を明らかにする目的で、ELlSA法により血漿中インヒビンAおよぴインヒビンB濃度を測定した。さらに、血漿中FSH、LH、およびステロイドホルモン濃度を測定した。実験には、正常月経周期を回帰する成熟雌ニホンザル4頭を用いた。血漿中インヒピンA濃度は、卵胞期で低く、黄体期に高くプロジェステロン濃度の変化と正の相関を示した。血漿中インヒビンB濃度は、卵胞期初期で高く、卵胞期後期には次第に低下し、黄体期では低値を維持した。卵胞期中期における血漿中インヒビンB濃度とFSH濃度との問には、有意な負の相関が認められたが、インヒビンA濃度とFSH濃度との間には相関は認められなかった。以上の結果から、雌ニホンザルの正常月経周期中における血中インヒビンAおよびインヒビンBは異なった分泌パターン、すなわち卵胞期初期から中期ではインヒビンBが高値を示し、黄体期ではインヒビンAが高値を示すことが判明した。さらに、FSH濃度との相関関係から、卵胞期中期では血中インヒビンBが下垂体からのFSH分泌抑制に強く関与していることが示唆された。また、黄体期では、インヒビンAの分泌源は黄体であると推察された。
索引語サル科;雌;繁殖;ELISA;血漿;ホルモン;ステロイドホルモン;黄体;卵胞
引用文献数28
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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