成熟したスギとヒノキの人工林における窒素無機化および硝化特性

成熟したスギとヒノキの人工林における窒素無機化および硝化特性

レコードナンバー660292論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015842NACSIS書誌IDAN00198561
著者名稲垣 善之
山田 毅
書誌名日本林學會誌 = Journal of the Japanese Forestry Society
別誌名日本林学会誌
発行元日本林學會
巻号,ページ84巻・ 3号, p.159-165(2002-08)ISSN0021485X
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抄録四国南部の成熟したスギ林とヒノキ林を対象に、培養実験によって土壌の窒素無機化および硝化特性を検討した。表層土壌の窒素無機化速度は、スギ林で8.4mgNkg-1d-1、ヒノキ林で2.7mgNkg-1d-1であり、既往の研究と比べて高い値を示した。スギ林の硝化速度は、土壌のpHと負の相関関係、CN比と正の相関関係を示した。スギ林の硝化速度は、アンモニア態、硝酸態、および有機態窒素(グリシン、尿素)の添加によって増加した。以上の結果、スギ林における硝化微生物は、酸性条件でも活性があり、他の微生物によって生成されたアンモニア態窒素を素早く利用すると考えられた。ヒノキ林の硝化速度は、土壌の全窒素濃度が低いほど高かった。ヒノキ林の硝化活性はシクロヘキシミドの添加によって阻害され、どの形態の窒素を添加した場合でも減少した。以上の結果、ヒノキ林における硝化には糸状菌が深く関わっており、硝化速度は外部からの窒素供給によって規制されないことが示唆された。
索引語硝化;窒素;スギ;ヒノキ;速度;土壌;無機化;添加;特性;アンモニア
引用文献数25
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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