果樹産地に求められる樹園地流動化調整システムの策定と樹園地評価基準の作成

果樹産地に求められる樹園地流動化調整システムの策定と樹園地評価基準の作成

レコードナンバー660571論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005551NACSIS書誌IDAA11377130
著者名山本 晃郎
喜井 啓
坂本 定禧
書誌名岡山県農業総合センター農業試験場研究報告 = Bulletin of the Agricultural Experiment Station, Okayama Prefectural General Agriculture Center
発行元岡山県農業総合センター農業試験場
巻号,ページ20号, p.57-65(2002-07)ISSN13466658
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抄録果樹生産に利用されなくなった遊休樹園地の多くが耕作放棄から廃園に向かっているなかで、樹園地の流動化に対して先進的な取組みを行っている他県の事例を調査し、岡山県に求められる樹園地流動化調整システムを策定した。さらに、モモ、露地ブドウ及びナシにかかる樹園地評価基準を作成するとともに、これを利用するためのパソコンによる支援ツールを開発した。1.岡山県の果樹産地に求められる樹園地流動化調整システムは、農地保有合理化法人が中間保有機能を活かして遊休樹園地を一度借り上げるか買い上げ、その後に借り手が円滑に果樹生産を行えるように一定程度に整備水準を高めた後に貸し付けるか売り渡すという仕組みであり、その担い手は農業共同組合や第3セクターである農業公社が望まれる。2.本システムを形成・運営していくためには、関係機関の取組みに対する合意と協力が必要である。つまり、行政には運営に対する経費負担の軽減支援が、農業委員会には小作料基準の設定や、樹園地の実態把握と樹園地台帳の整備による遊休樹園地の早期発見、借りての掘り起こし活動が、農業改良センターには栽培技術指導や担い手確保の支援に加えて、本システムの啓発や農家の意向把握などの面からのシステム運営への協力が、それぞれ必要である。3.樹園地の標準小作料の設定に必要になる樹園地の評価基準を作成した。本基準は、樹園地のおかれた条件を自然、土壌、作業、樹体の4条件に分解し、それぞれの条件2~7、合計17の評価項目を設定するとともに、各評価項目ごとに認定される樹園地状態を設けることで、多様な樹園地の評価に対応できるようになっている。また、最も優れる樹園地を100点として評価することにしたため、樹園地の評価が客観的かつ単純な点数として表すことが可能である。4.作成した樹園地評価基準の利用上の便宜を図る目的で、パソコンによる評価支援ルーツを開発した。本ツールの特徴は、対話形式による進行と質問に対して該当欄をクリックするだけの操作で済むようにしたことであり、これにより容易に、かつ短時間で樹園地評価が可能である。
索引語樹園地;評価;システム;基準;果樹;調整;農業;条件;利用;産地
引用文献数7
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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