河口水域の二層密度流に及ぼす水深の影響

河口水域の二層密度流に及ぼす水深の影響

レコードナンバー660743論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011795NACSIS書誌IDAN10278554
著者名木村 晴保
矢伏 慎吾
伴道 一
書誌名水産工学
別誌名Fisheries engineering
発行元日本水産工学会
巻号,ページ34巻・ 1号, p.15-21(1997-08)ISSN09167617
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抄録湾奥部には鏡川、国分川など大小6本の河川が流れ込んでいて、生活廃水や農工業廃水等の汚濁物質が流入し、流速の弱まる湾内に沈降堆積するなど、湾は汚染されている。Fig.2はFig.1に示すst.1からst.6 の湾軸に沿う6測点での観測結果に基づく塩分と密度(σt)、溶存酸素(DO)の湾縦断分布である。水深は湾口st.1で10m、st.2からst.5は7.5~8m、河口st.6で急に浅くなっていて3m程度である。表層塩分は河口で14、湾口で24と、河口から湾口に向かって高くなっている。底層塩分は河口から湾口までほぼ32と一定である。表底層の塩分差は湾口で7~8、湾奥では17と非常に大きくて、河川水の影響を強く受けていることが分かる。密度σtは塩分に強く支配されていて、湾内には強い密度成層が形成されていて、湾はσ16~18で上層と下層に分けられる。底層DOは湾口で5ppm、湾奥で4ppmと、湾口から湾奥に向かうにつれて減少していて、湾外水が酸素を消費しつつ底層を湾口から湾奥に移動していることが伺われる。つまり、浦戸湾の環境は、河川水が湾内水と混合しながら湾上層を湾奥から湾口に向かって流れ、それに伴って湾外水が湾下層を湾口から湾奥に向かって流れる河口二層密度流の様相をなしている。
索引語河口;密度;塩分;水;河川;水深;廃水;水域;生活;工業
引用文献数2
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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