家畜糞還元畑における根粒非着生ダイズの収量性および窒素吸収特性

家畜糞還元畑における根粒非着生ダイズの収量性および窒素吸収特性

レコードナンバー660957論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名田澤 純子
松尾 和之
臼木 一英
ほか1名
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ71巻・ 3号, p.343-348(2002-09)ISSN00111848
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抄録根粒非着生ダイズの収量性および窒素吸収特性を家畜糞連用圃場において検討した。この圃場は、7ヶ年(本試験を含む)にわたり、192、384、576、768、960kgN/haの乾燥牛糞施用、無肥料および化学肥料施用の7処理を継続して行った。根粒非着生ダイズの子実収量は、乾燥牛糞施用量が384kgN/haまでは直線的に増加するものの、それ以上の施用水準での収量増は認められず、最大子実収量は3.6t/haであった。窒素吸収量も子実収量の反応に準じるが、最大子実収量が得られた処理では250kgN/haであった。過去7ヶ年の試験期間中に栽培された8作物の窒素吸収量を比較すると、ギニアグラスが1番草、2番草合計で300kgN/haと最も高く、非着生ダイズがこれに続いた。しかし、ギニアグラス植物体中の硝酸態窒素濃度は極めて高く、家畜飼料としての利用は困難な水準であった。これに対して非着生ダイズでは開花始期および最大繁茂期には硝酸態窒素濃度が飼料基準を上回ったが、収穫時には子実や莢では検出されず、茎についても非常に低い値を示したに過ぎなかった。これらの結果、家畜糞還元畑のような窒素過多圃場での窒素回収において非着生ダイズが優れた能力を有し、硝酸態窒素も問題にならず飼料的利用が可能であることが示され、畜産経営系内での物質循環を考える上でも有用であることが明らかとなった。
索引語窒素;収量;着生;ダイズ;子実;家畜;吸収;施用;根粒;圃場
引用文献数7
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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