局所麻酔下での妊娠末期牛胎子へのカニュレーション手術による胎子血および羊・尿膜水採取

局所麻酔下での妊娠末期牛胎子へのカニュレーション手術による胎子血および羊・尿膜水採取

レコードナンバー661100論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
著者名青木 真理
木村 康二
平子 誠
ほか3名
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ48巻・ 5号, p.455-460(2002-10)ISSN09168818
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抄録妊娠牛に生じる様々な生理現象や母子相互関係を明らかにするために、母牛および胎子の内分泌変化を経時的に捉える必要がある。そこで、妊娠末期の胎子血管および羊・尿膜腔にカテーテルを装着し、分娩まで連続的に胎子血と羊・尿膜水の採取を行った。妊娠末期牛15頭に尾椎硬膜外または腰椎麻酔に局所浸潤麻酔を組み合わせて施し、簡易保定枠場上で立位のままカテーテル装着手術を行った。胎子血採取では、4種類のカテーテルを試したが、心臓血管カテーテルにスプリングチューブを被覆し、糸掛け具で胎子肢に固定したものが、7日以上連続して採取が可能であった。そのうち4頭が分娩まで採血可能であった。羊・尿膜水は、15頭中5頭にカテーテルを装着し、3頭で分娩まで完全に採取できた。供試牛は妊娠期間平均278日で分娩し、心臓カテーテルを用いた7頭のうち、軽い助産を要した2頭以外は自然分娩であった。胎子に血栓溶解剤を投与したもの(1頭)は死産したが、他6頭は母子とも正常であった。胎子血漿中コルチゾール濃度は手術直後には高く、術後24時間で降下し、手術のストレスは速やかに軽減され、以降の試料は分析に供することができると考えられた。その後は既存の報告と同様の経過をたどり分娩に至った。本研究において、本手術法および羊・尿膜水用カテーテルは比較的長時間にわたる採取に有効であり、また胎子血の採取には、心臓血管カテーテルにスプリングチューブを被覆したものが最適であることが示された。
索引語胎子;分娩;妊娠;水;麻酔;血管;生理;内分泌;尾;糸
引用文献数12
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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