磯焼けの現状

磯焼けの現状

レコードナンバー661225論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011795NACSIS書誌IDAN10278554
著者名藤田 大介
書誌名水産工学
別誌名Fisheries engineering
発行元日本水産工学会
巻号,ページ39巻・ 1号, p.41-46(2002-07)ISSN09167617
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抄録沿岸水域は、海洋生態系の中でもとりわけ生産性の高い、そして、生物多様性に富んだ系として知られている。沿岸水域で一次生産を担っているのは、海草、塩生湿原、マングローブ、海藻、植物プランクトンおよびサンゴ共生藻である。漸深帯、特に低潮線~水深約30mの海底生物界に限ってみると、砂泥域では海草、岩礁・転石域では海藻が極めて重要で、サンゴ共生藻は熱帯~温暖帯のサンゴ礁域に限られる。海草は陸上で繁栄した顕花植物(緑色植物門)の一部が再び生活場所を海に求めたもので、アマモ科の植物はアマモ場と呼ばれる草原状の群落を形成する。これに対して、海藻には、多系統の藻類、すなわち、紅藻(紅色植物門)、緑藻(緑色植物門)および褐藻(不等毛植物門)が含まれる。海藻のうち特に高い生産性を示すのはコンブ目やヒバマタ目に代表される大型褐藻類で、海中林と呼ばれる大規模な群落を形成する。しかし、そのほかの海藻群落も、生態系の中で決して無為な存在ではない。ここで扱う磯焼けとは、岩礁・転石域において、海藻群落が著しく衰退または消失して貧植生域となる現象であり、場合によっては植生が回復しない状態が長期間保持する。
索引語海藻;植物;群落;磯焼け;沿岸;水域;生態系;生産性;共生;アマモ
引用文献数43
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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