リンゴ‘千秋’の裂果に関する研究(1)

リンゴ‘千秋’の裂果に関する研究(1)

レコードナンバー661359論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015682NACSIS書誌IDAN0000959X
論文副題裂果の発生様相
著者名上田 仁悦
丹野 貞男
書誌名秋田県果樹試験場研究報告 = Bulletin of the Akita Fruit-Tree Experiment Station
発行元秋田県果樹試験場
巻号,ページ28号, p.1-10(2001-11)ISSN03853152
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抄録リンゴ‘千秋’の裂果発生様相を明らかにするため,裂果のタイプとその発生頻度及び裂果の発生時期などについて調査した.1.4年~9年間に渡って調査した裂果の発生率は,調査樹や年による変動がみられ,その較差は最大で13.0~15.1倍にも達したが,平均発生率は19.2%~23.9%の範囲に収まり,変動係数も48.9%~77.3%の範囲を示した.2.裂果のタイプは,ツルもとから経線方向に直線的に裂開する通称ツル割れ(Stem-end splitting)と,梗あ部や肩部に発生する複雑な外部裂果(Stem and shoulder cracking)及び梗あ部直下に発生する内部裂果(Internal ring cracking)に大別された.3.裂果した果実の過半数は内部裂果と外部裂果が同時に発生している混合裂果であり,‘千秋’固有の複雑な外部裂果は収穫果全体の約10%前後を占めた.4.中心果,側果別の裂果発生率は,中心果よりも側果で明らかに高く,果面に発生する褐色やサビの発生割合も側果で高まる傾向がみられた.5.裂果発生率に及ぼす着果位置と台木の影響は,着果位置が上部ほど裂果発生率も高まる傾向がみられたが有意差は認められず,台木の違いによる影響も明らかでなかった.6.果点やサビの果面障害の発生は,満開40~50日後以降から,褐色は同50~100日後以降から,裂開の発生は同90~120日後以降から確認され,その発生割合と推移の状況は年によって異なった.7.褐変は外部裂果の前駆症状として裂開と密接な関係がみられ,褐変の発生時期が早い年には,外部裂果の発生時期も早まる傾向がみられた.
索引語裂果;発生;褐変;時期;調査;年;リンゴ;変動;台木;研究
引用文献数33
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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