早期栽培用・極早生水稲品種とさぴかに発生した異常(不時)出穂

早期栽培用・極早生水稲品種とさぴかに発生した異常(不時)出穂

レコードナンバー661415論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
論文副題発生状況とその形態および要因
著者名坂田 雅正
亀島 雅史
中村 幸生
ほか2名
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ71巻・ 4号, p.446-454(2002-12)ISSN00111848
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抄録高知県で育成された早期栽培用・極早生水稲品種とさぴかの栽培圃場において、1998年に異常(不時)出穂が発生した。現地(県中央部)での聞き取り調査では、乾籾を100~160g稚苗用育苗箱に播種し、硬化期はいずれも無加温育苗ハウス内で管理した22~34日苗を3月30日から4月16日にかけて機械移植したところ、5月上旬に異常(不時)出穂の発生が確認され、その発生程度も圃場により異なった。1998年は春先から異常高温で、移植後も高温で経過し、生育が促進されたことから、温度が異常(不時)出穂の発生要因の一つと考えられた。発生時の特徴としては、通常の生育時より最終主稈葉数が4葉程度少なく、いずれも稈長、穂長が短かった。収量については現地圃場間で206~541gm(-2)の差がみられ、異常(不時)出穂の発生程度との因果関係が認められた。異常(不時)出穂は2001年においても確認され、その形態として穂首節間が十分に伸長せず葉鞘から穎花が抽出した個体があり、この穂首には伸長した苞葉が着生していた。また止葉が展開し、幼穂の発育・伸長が停止した出穂不能個体も観察された。発生区では播種からの有効積算温度(基準温度:10℃)が469~543℃日で異常(不時)出穂が確認され、この時の移植まで温度は253~351℃日で、移植苗の葉齢は3.4~4.4であった。また発生区では未発生区に比べ正常な穂の出穂期間が長くなった。一方、未発生区については、年次、苗の種類、移植時期を違えても播種後の有効積算温度が800℃日以上に達すれば到穂することが判明した。
索引語発生;出穂;異常;穂;移植;葉;栽培;圃場;苗;温度
引用文献数22
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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