西日本暖地で栽培した北海道育成コムギ品種ハルユタカの収穫指数と粒重の低下

西日本暖地で栽培した北海道育成コムギ品種ハルユタカの収穫指数と粒重の低下

レコードナンバー661419論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名高橋 肇
島内 佳奈恵
野見山 淳
ほか2名
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ71巻・ 4号, p.475-480(2002-12)ISSN00111848
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抄録西日本暖地で栽培する新たな品種を導入することを目的として、山口市で北海道育成品種ハルユタカを1995/1996年から1998/1999年までの4シーズン・9試験条件で栽培試験した。試験結果は、九州育成品種ダイチノミノリと比較することにより検討した。収量は、ほとんどすべての試験条件でハルユタカがダイチノミノリより低かった。これは、ハルユタカがダイチノミノリよりも収穫指数が低く、千粒重が軽かったためであった。また、稈の可溶性炭水化物含有率は、ハルユタカでは開花期が乳熟期よりも高く、登熟前半に稈に貯蔵養分が蓄積しなかったことを示唆した。ハルユタカは、全乾物重が重くなる条件下では、シンク容量を増大することで粒重を増し、収穫指数、子実収量を高めた。一方、ダイチノミノリは、たとえシンク容量を小さく抑えても登熟期間のソース能を高めることで収穫指数を高めた。ハルユタカは西日本暖地で栽培した場合、登熟期間の光合成能に関わらず、稈の貯蔵養分を速やかに子実へと転流することで千粒重、収穫指数の値を高め、子実収量を高める品種であると思われた。
索引語品種;収穫;粒重;栽培;暖地;育成;条件;収量;稈;登熟
引用文献数10
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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