スギ若木のモジュールの形態,構造及び動態

スギ若木のモジュールの形態,構造及び動態

レコードナンバー661604論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00019031NACSIS書誌IDAA11307929
論文副題林冠ギャップ下と閉鎖林冠下の比較
著者名嵜元 道徳
平山 貴美子
書誌名森林研究 = Forest research, Kyoto
別誌名For. res., Kyoto
森林研究
発行元京都大学大学院農学研究科附属演習林
巻号,ページ74号, p.53-58(2002-12)ISSN13444174
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抄録スギ・落葉広葉樹林の林冠ギャップ下と閉鎖林冠下におけるスギ若木の当年枝(モジュール)の長さ分布、当年枝当たりの成長点数、葉の形態、当年枝の伸長様式、葉齢を調べた。閉鎖林冠下における当年枝の長さ分布は正規分布であったが、林冠ギャップ下では長い当年枝が見られ正に歪んだ分布となっていた。当年枝当たりの成長点は閉鎖林冠下(1.4個)よりも林冠ギャップ下(3.0個)で有意に多かった。当年枝の単位長さ当たりの針葉数と当年枝の単位長さ当たりの重さは閉鎖林冠下の方が有意に小さかったが、軸に対する針葉の開度は林冠ギャップ下の方が有意に小さかった。当年枝の伸長期間は3ヶ月前後と長期に及び、林冠ギャップ下は閉鎖林冠下の1.6倍となっていた。これらの結果から、光資源が乏しい閉鎖林冠下のスギ若木は針葉の重複回避によって効率的な同化生産のための調整を行う一方で、比較的短い伸長期間にともなう成長点が少ない短くて軽い当年枝を伸ばすことによって樹冠の増加を抑えていることが明らかになった。また樹齢は閉鎖林冠下で有意に高かったが、これは被陰への対応に伴う若木の着葉量減少を葉の長寿命化によって補おうとした行動と推察された。
索引語林冠;枝;葉;スギ;長さ;分布;伸長;形態;単位;構造
引用文献数27
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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