ダム湖における農薬モニタリングの問題点

ダム湖における農薬モニタリングの問題点

レコードナンバー661738論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011887NACSIS書誌IDAN10165252
著者名永淵 修
井上 隆信
海老瀬 潜一
ほか1名
書誌名環境科学会誌 = Environmental science
別誌名環境科学会誌
発行元環境科学会
巻号,ページ15巻・ 6号, p.391-398(2002-11)ISSN09150048
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抄録ダム湖における農薬モニタリングの問題点を検討するためにRダム湖流域で行った農薬調査の結果を解析した。水田に施用された農薬の河川流出特性およびダム湖内挙動を解析した結果、以下のことが明らかになった。農薬の水環境への流出濃度・負荷量は、散布後の経過日数、散布後の降雨のタイミングとその大きさ、農薬の水溶解度等に左右されていることが流出特性として明らかになった。さらに、水田かんがい期におけるRダム湖では、温度躍層を形成しており、農薬を含んだ流入河川水はダム湖に流入すると、この時期の等密度層(等水温層)である中層に進入する。すなわち、中層を水平方向に流下運動する中層密度流を形成する。したがって、ダム湖内での農薬濃度の鉛直分布は、中層に濃度ピークを持つパターンであった。ここに、湖沼、ダム湖における農薬の環境モニタリングの問題点が提起される。すなわち、湖心あるいはダムサイト部分の表層水のモニタリングだけでは農薬濃度が過小評価になる危険性がある。このように、成層を形成するダム湖に流入する農薬は中層に高濃度で存在するため、湖沼あるいはダム湖での農薬モニタリングは、時間的・空間的な調査が重要である。
索引語農薬;ダム;モニタリング;水;濃度;流出;調査;水田;河川;特性
引用文献数11
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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