冷温帯林構成樹種20種の葉の水分特性

冷温帯林構成樹種20種の葉の水分特性

レコードナンバー662073論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015842NACSIS書誌IDAN00198561
著者名渥美 裕子
玉井 重信
山本 福壽
ほか1名
書誌名日本林學會誌 = Journal of the Japanese Forestry Society
別誌名日本林学会誌
発行元日本林學會
巻号,ページ84巻・ 4号, p.271-275(2002-11)ISSN0021485X
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抄録京都大学芦生演習林に生育する主要樹種20種についてP-V曲線法などを用いて葉の水分特性を調べた。乾性種のコミネカエデ、クロソヨゴ、ナナカマドおよびマルバマンサクは、初発原形質分離点の水ポテンシャル(ψWtlp)が-1.8MPa以下、十分吸収した時の浸透ポテンシャル(ψSsat)が-0.7MPa以下の低い値を示した。一方、湿性種、弱湿性種、弱乾性種のミズキ、イヌシデ、ミズメおよびアカシデは、ψWtlpが-1.4MPa以上、ψSsatが-0.6MPa以上と高い値を示した。また、クロソヨゴおよびマルバマンサクは、厚くて飽水時の水分量の多い葉を持ち、シデ属およびカエデ属は薄くて飽水時の水分量の少ない葉を持つ傾向がみられた。このことから、乾性種は共通して乾燥に適応した水分生理特性を持つが、湿性種、弱湿性種および弱乾性種については共通した水分生理特性は認められなかった。ただし、これらの区分されるシデ属やカエデ属などは、生育環境に関わらず、それぞれの属に共通する水分生理特性を持つようであった。
索引語種;水分;特性;属;葉;生理;水;生育;原形質;分離
引用文献数18
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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