バングラデシュにおける農業基盤改善の必要性

バングラデシュにおける農業基盤改善の必要性

レコードナンバー662175論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015097NACSIS書誌IDAN0009670X
論文副題日本農業の生産性を参考に
著者名武田 淳
Rahman S.M.
書誌名佐賀大学農学部彙報
別誌名Bulletin of the Faculty of Agriculture, Saga University
発行元佐賀大学農学部
巻号,ページ87号, p.21-35(2002-12)ISSN05812801
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抄録バングラデシュでは、80%の人々が主に農産物の生産に基盤をおく農村部に住んでいる。気象条件がまさに農産物の生産のために適合している。1971年の独立以降、農産物の生産に依存する割合が徐々に増してはいるが、それでも人口増加の割合に比べて十分なものではない。2002年までに食糧自給率の100%達成は、バングラデシュの五ヶ年計画の第5番目の目標になっているが、その目標達成は最適な条件にうまく合致したときのみ可能な数値である。1999-2000年度と2000-2001年度のバングラデシュでは、210万4千トンの米と155万6千トンの小麦を輸入して、国民が必要とする最低限の食糧を満たしたに過ぎない。このように、農業セクターには非常に大きい可能性があるものの、伝統的な農業生産基盤の改善を図らなくては目標値を達成することが出来ない状況にある。バングラデシュの場合、一方では人口が増加の一途をたどっているのに、他方では耕地が減少している。そのために少ない耕地で栽培して、基本的食糧の需要を満たすために農業生産性の向上が不可欠なものになる。さらに作物の栽培活動をモニターするために何も適当な基盤がないばかりか、農業生産者の効果的な組織もない状況にある。そこで本論文は、日本の農産物、特に米と小麦の生産性を参考に比較し、生産コストを指標にして考察したところ、バングラデシュの農業の生産基盤を改善し、グループ農業システムの導入を進めるのがもっとも優れていると指摘できた。また本研究と先行研究から、時に共同的農業(Collective farming)と呼ばれるグループ農業の方が個人的な農業より生産効率をより効果的に発揮できることが、明らかになった。
索引語農業;生産;バングラデシュ;農産物;生産性;食糧;日本;条件;人口;耕地
引用文献数17
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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