我が国に飛来する水鳥におけるVibrio属菌の保有状況

我が国に飛来する水鳥におけるVibrio属菌の保有状況

レコードナンバー662431論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015317NACSIS書誌IDAA11157349
著者名渡辺 麻衣子
茂田 良光
Okatani A.T.
ほか4名
書誌名獣医疫学雑誌 = The journal of veterinary epidemiology
発行元獣医疫学会
巻号,ページ6巻・ 2号, p.77-83(2002-12)ISSN13432583
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抄録1999年4月から2000年5月までに、千葉および茨城県下に旅鳥や夏鳥として飛来したシギ、チドリ、アジサシなどの水鳥16種343羽におけるVibrio属菌の保有状況を検討し、以下の成績を得た。1)供試した水鳥343羽中、Vibrio属菌は103羽(30.0%)から分離され、このうちV.choleraeは54羽(15.7%)、V.parahaemolyticusは29羽(8.5%)から分離された。2)分離されたV.choleraeはいずれも血清型non-O1で、コレラ毒素を産生し、コレラの主たる原因菌として知られる血清型O1は分離されなかった。分離菌株については、コレラ毒素遺伝子(ctx)、NAG-ST遺伝子(stn)、およびエルトール溶血毒遺伝子(hly A)の有無をPCR法で検索したが、その結果、ctxおよびstnはいずれも陰性であったが、hly Aは分離株の51.8%が陽性で、供試した水鳥の8.8%から分離された。また、分離されたV.parahaemolyticusはいずれも腸炎ビブリオの病原因子である耐熱性溶血毒(TDH)陰性であった。3)以上の成績から、我が国に飛来する水鳥は、比較的高率にV.choleraeおよびV.parahaemolyticusを保菌するが、V.choleraeの一部の菌株が環境分離株からもしばしば検出されるhly A遺伝子を保有していた以外は、いずれも非病原性であったことから、これら水鳥は病原性V.choleraeおよびV.parahaemolyticusのレゼルボアではなく、その保菌は水鳥の生息する環境におけるVibrio属菌の分布を反映していると思われた。
索引語血管;先天性;循環;家畜;品種;年齢;外科;欧米;発生;シャント
引用文献数27
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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