北海道南西沿岸域における磯焼けの機構解明とその対策に関する研究

北海道南西沿岸域における磯焼けの機構解明とその対策に関する研究

レコードナンバー670367論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011795NACSIS書誌IDAN10278554
著者名桑原 久実
書誌名水産工学
別誌名Fisheries engineering
発行元日本水産工学会
巻号,ページ39巻・ 3号, p.197-204(2003-02)ISSN09167617
全文表示PDFファイル (2369KB) 
抄録北海道南西部の日本海側では磯焼けが発生し、キタムラサキウニが高密度に生息し、ホソメコンブ等の有用海藻がほとんど見られない。このため、ウニ、アワビなどの餌料海藻が極端に不足し、成長や身入りが悪く、沿岸漁業に深刻な問題を与えている。磯焼けの発生要因には諸説があるが、主に海況変動に由来すると考えられている。磯焼けの対策については、主に海藻の付着基質を提供するため石材やブロックの設置が行われて来ている。しかし、設置直後は海藻が見られるものの、ウニの食圧を制御していないため2~3年経つと元の磯焼け状態に戻る場合が多く問題となっている。磯焼け海域は、全く海藻が生育しないわけではない。ウニ除去実験を行うと、その直後は小型で1年生の海藻が見られ、その後、大型で多年生の海藻に遷移することが知られている。また、波当たりの強い極浅海域などでは、毎年、海藻群落を形成することが多い。このように、海藻群落を形成するポテンシャルは十分ある。しかし、磯焼け状態が持続しているのは、ウニの摂餌量と海藻の生産量とのバランスが崩れ、前者が後者を大きく上回っているためと考えられる。このような背景から、磯焼け海域であっても、毎年、自然に海藻群落が形成する海域に注目し、詳細な現地調査を実施し、その形成要因を生物的、工学的に検討することにした。ウニやアワビにとって、成長や身入りし易いのはホソメコンブである。このため、ホソメコンブに焦点をあてた。次に、得られたホソメコンブ群落の形成条件に基づいて、次のような2つの磯焼け対策法を提案し、その有用性について検討した。方法1.フェンスによる方法。方法2.嵩上げによる方法。
索引語海藻;磯焼け;形成;群落;対策;海域;北海道;発生;要因;沿岸
引用文献数14
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat