湛水条件下で栽培したダイズにおける二次通気組織の形成と生育・収量

湛水条件下で栽培したダイズにおける二次通気組織の形成と生育・収量

レコードナンバー670535論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名島村 聡
望月 俊宏
名田 陽一
ほか1名
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ72巻・ 1号, p.25-31(2003-03)ISSN00111848
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抄録湛水田におけるダイズ栽培の可能性について検討するため、二次通気組織が良く発達するダイズ品種アソアオガリを用い、湛水条件下における二次通気組織の形成経過、乾物重の推移および子実収量を調査した。ポット栽培および圃場栽培試験を行い、初生葉展開期から必要に応じて灌水する灌水条件(対照区)と水位を土壌表面上約3㎝に保つ湛水条件(湛水区)で栽培した。両実験において、湛水区のダイズは枯死することなく収穫まで至った。対照区では、二次通気組織は胚軸、主根、不定根および根粒のいずれにもほとんど形成されなかったが、湛水区では、生育初期から形成が認められ、形成量は生育に伴って増加した。また、胚軸の空隙率は生育期間を通じて対照区に比べて高かった。ポット栽培の湛水区では、植物体は小型化し、子実収量も減少したが、圃場栽培では、密植により、対照区と同程度の面積当たり稔実莢数や稔実粒数が得られ、子実収量は300g/㎡以上であった。以上の結果から、本品種は湛水条件下では二次通気組織を速やかに形成し、これを生育後期まで維持することによって、常時湛水条件下においても生育を全うしたものと推察され、湛水田におけるダイズ栽培の可能性が示唆された。
索引語湛水;栽培;条件;形成;ダイズ;通気組織;生育;収量;子実;ポット
引用文献数23
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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