広葉樹人工造林地の初期成長(7)

広葉樹人工造林地の初期成長(7)

レコードナンバー670764論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20013913NACSIS書誌IDAA11834695
論文副題スギと混植したケヤキ林分の11年間の成長と林分構造
著者名吉野 豊
前田 雅量
谷口 真吾
書誌名兵庫県立農林水産技術総合センター研究報告. 森林林業編
発行元兵庫県立農林水産技術総合センター
巻号,ページ50号, p.1-4(2003-03)ISSN13477749
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抄録ケヤキ単植区とケヤキ・スギ混植区からなる11年生の試験地の生育状況を調査した。スギと両区のケヤキの成長を比較すると、樹高、胸高直径ともにスギがケヤキを上回った。また、両区のケヤキの成長を比較すると、樹高、胸高直径ともに混植区が単植区より有意に大きかった。この原因は、混植区ではスギの樹冠の拡大により早くから林分が閉鎖し、下層植生が著しく減少するとともに、土壌水分が保持された結果と考えられた。混植することにより早期に下層植生が減少し、下刈りの省力が期待できる。また、混植することによりケヤキの下枝の枯れ上りが促進され、樹冠幅が狭くなり幹が単幹、通直となる傾向がみられた。しかし、同時植栽の場合には植栽数年後にスギがケヤキを被圧するようになり、年数の経過とともにこの差は顕著となった。したがって、ケヤキの良好な樹幹形が形成された段階でスギを徐伐する必要がある。あるいは、ケヤキの樹幹形の向上のみを目的とする場合には、ケヤキを先行造林しておき5~10年程度遅れてスギをケヤキの樹冠下に植栽する方法が望ましい。
索引語ケヤキ;スギ;混植;林分;樹冠;樹高;胸高直径;植生;幹;広葉樹
引用文献数9
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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