施設野菜栽培(ホウレンソウ・シュンギク)における紙マルチ利用技術の経営的評価

施設野菜栽培(ホウレンソウ・シュンギク)における紙マルチ利用技術の経営的評価

レコードナンバー670881論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20007678NACSIS書誌IDAA11691179
著者名棚田 光雄
堀江 達哉
書誌名近畿中国四国農業研究 = Kinki Chugoku Shikoku agricultural research
発行元近畿中国四国農業研究協議会
巻号,ページ2号, p.77-82(2003-03)ISSN13476238
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抄録ホウレンソウ栽培における紙マルチ利用技術は、ホウレンソウを基幹部門とし、夏季における市場出荷での安定した販売を狙う農家においてより積極的に評価されている。ホウレンソウを基幹とする施設野菜・水稲複合経営モデル(労働力1.5人、ハウス20a+水稲40a)を作成し、ホウレンソウ周年栽培において、夏播き(7月上旬~8月中旬播種)に紙マルチを利用した場合の経済効果を計測した結果、紙マルチ(23円/㎡)導入により物財費が8.7%上昇するものの、5%程度の収量向上があれば憤行栽培並みの所得が得られること、また、作付体系が年間で固定的となることから紙マルチの利用面積は単収水準にほとんど影響されないものの、紙マルチの増収効果に伴う夏季生産量の増加が所得向上をもたらすことが認められた。ホウレンソウ周年栽培の中に新品目としてシュンギクを導入する場合、慣行ポリマルチ利用と紙マルチ利用を比較すると、経営内への採用面積はほぼ同等であるが、紙マルチ利用では、生促進効果により単価の有利な10月上旬出荷が可能になり、同じ単収水準の下でもポリマルチ利用に比べて所得が1.6%増となる。シュンギク栽培では、高価格が期待できる作型において紙マルチを利用することで、廃プラスチック対策資材への切り替えの意義が経済的側面から見いだせる。
索引語紙;マルチ;利用;栽培;ホウレンソウ;シュンギク;効果;所得;施設;野菜
引用文献数2
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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