日本産ブナ科樹木花粉の電子顕微鏡による形態と分子進化

日本産ブナ科樹木花粉の電子顕微鏡による形態と分子進化

レコードナンバー671164論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00007949NACSIS書誌IDAN00024902
著者名原田 光
玉置 教司
上谷 浩一
ほか1名
書誌名愛媛大学農学部演習林報告 = Bulletin of the Ehime University Forest
発行元愛媛大学農学部附属演習林
巻号,ページ42号, p.1-19(2003-03)ISSN04246845
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抄録日本にはブナ科樹木として5属22種が生育するが、各属を代表する18種についてその花粉を走査型電子顕微鏡を用いて観察した。一方ブナ属2種を除いた20種についてAFLPによる変異を検出し、これに基づくUPGMA系統樹を作成した。花粉形態と分子系統樹を照らし合わせて、花粉の形状がどれくらい系統関係を反映しているかを比較検討した。その結果、すべての樹種の花粉が三溝孔型といわれるものであり、最も大きな差異が風媒と虫媒の花粉で生じていた。虫媒では長球状、小型化する傾向があり、表面は滑らかで規則的な表面彫刻が見られた。風媒花粉では球状化、大型化する傾向があり表面彫刻は粗く、不規則であった。AFLPによるUPGMA系統樹ではコナラ属は多系統になり、その位置が確定できなかったが、クリ属-シイ属およびマテバシイ属はそれぞれ単系統になった。またアカガシ亜属、およびコナラ亜属内の各節もそれぞれ単系統になった。花粉の形態と表面形状により属、亜属および節の区分は明確に区別された。属もしくは亜属内の種間においても差異が認められた。またブナでは花粉の大きさと形状に関して地域間の差異が認められ、またコナラでも表面彫刻に個体間の変異が認められた。
索引語属;花粉;種;表面;系統;形態;系統樹;形状;ブナ科;樹木
引用文献数16
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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