GISを用いた茶栽培流域における水質評価法の検討

GISを用いた茶栽培流域における水質評価法の検討

レコードナンバー671277論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011887NACSIS書誌IDAN10165252
著者名小川 祐美
中杉 修身
西川 雅高
ほか2名
書誌名環境科学会誌 = Environmental science
別誌名環境科学会誌
発行元環境科学会
巻号,ページ16巻・ 3号, p.155-166(2003-05)ISSN09150048
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抄録静岡県の茶栽培地が卓越する菊川流域において、河川水、地下水およびため池水の採水調査を2000年4月から2001年8月にかけて行い、多成分濃度および硝酸性窒素の安定同位体比(δ15N値)を測定した。河川およびため池の各モニタリング地点について、集水域内の土地利用と水質データとの関係を分析した結果、茶畑面積率とNO3-N、SO4(2-)、Na、K、Mg、Zn、Sr濃度および硝酸性窒素のδ15N値との間に有意な相関関係が認められた。これらの項目のうちδ15N値は茶畑面積率が高くなるに連れて7.6 0/00を下限値として低くなる傾向があること、またSr濃度が茶畑の面積率を最も鋭敏に反映することを明らかにした。茶栽培による流域河川の硝酸汚染を評価するため、水収支と硝酸性窒素収支に基づいた分布型の水質モデルを構築した。各土地利用によって形成される硝酸性窒素濃度と、水が下流へ移動する際の硝酸性窒素の減少率を未知係数とした。本モデルを用いて、茶畑により形成される硝酸性窒素濃度の変化に伴う、流域内の硝酸性窒素濃度分布の将来予測を行った。その結果、茶畑流出水の硝酸性窒素濃度を低減することにより、調査流域内での水質が改善されていくことが示唆された。
索引語硝酸;性;濃度;窒素;流域;水質;水;茶;栽培;河川
引用文献数13
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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