カシノナガキクイムシの飛来・穿入・繁殖に及ぼす餌木の含水率の影響

カシノナガキクイムシの飛来・穿入・繁殖に及ぼす餌木の含水率の影響

レコードナンバー671562論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015842NACSIS書誌IDAN00198561
著者名小林 正秀
上田 明良
野崎 愛
書誌名日本林學會誌 = Journal of the Japanese Forestry Society
別誌名日本林学会誌
発行元日本林學會
巻号,ページ85巻・ 2号, p.100-107(2003-05)ISSN0021485X
全文表示PDFファイル (1144KB) 
抄録ミズナラをさまざまな長さに切断して餌木とし、カシノナガキクイムシの餌木への飛来と穿入状況および餌木における繁殖状況を調査した。また、これらの餌木の含水率を測定した。その結果、短い餌木や餌木端部における含水率は低く、これらの部位では、繁殖に成功している割合が低かった。また、短い餌木への飛来数と、短い餌木と餌木端部への穿入数は少なかった。繁殖に成功しなかった材部の含水率は、60%未満の場合が多く、このような部位からは繁殖に不可欠と考えられるRaffaelea sp.の分離率が低かった。これらのことから、カシノナガキクイムシは繁殖に適さない含水率の低い部位を避けて飛来と穿入を行っているものと推察された。また、餌木にはカシノナガキクイムシ以外のキクイムシ類が多数飛来して穿入した。これらのキクイムシ類の飛来開始時期は、ハンノキキクイムシを除いてカシノナガキクイムシよりも遅れた。以上のことから、餌木を利用した防除法では、餌木の長さを1m以上にすることや、直射日光を避けるなどの含水率の低下を防ぐ方策が重要であり、また、餌木の設置時期は、カシノナガキクイムシの羽化脱出直後が適していると考えられた。
索引語繁殖;含水率;長さ;分離;時期;防除;羽化;カシノナガキクイムシ;飛来;穿入
引用文献数34
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat