PCR法による木材腐朽菌の同定

PCR法による木材腐朽菌の同定

レコードナンバー671589論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012092NACSIS書誌IDAN00240373
著者名杉山 智昭
森 満範
宮内 輝久
ほか2名
書誌名木材保存
発行元日本木材保存協会
巻号,ページ29巻・ 3号, p.98-104(2003-05)ISSN02879255
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抄録木材に存在する木材腐朽菌をDNAレベルで検出・同定するために種特異的領域の増幅を行うPCR分析を試みた。増幅の標的としてrDNAのITS領域を選定し、ナミダタケSerpula lacrymans、イドタケConiophora puteanaをモデルとして諸条件において分析を行った。鋳型DNAは心材木粉(ベイツガTsuga heterophylla、エゾマツPicea jezoensis、トドマツAbies sachalinensis、カラマツLarix liptolepis)とナミダタケ・イドタケ凍結乾燥菌糸の混合物、ナミダタケ・イドタケによって実験的に腐朽させた木材から抽出した。さらに、実際に腐朽被害を受けた土台から採取した菌糸および木材試料についても分析を行った。カラマツ心材木粉と凍結乾燥菌糸の混合条件を除き、標的となるDNA領域は全条件において良好に増幅されナミダタケおよびイドタケに特異的な領域の増幅が確認された。土台から抽出された鋳型DNAについてPCR分析を行った結果、被害部より得られた試料からイドタケ特異的領域の増幅が確認された。以上の結果から、PCR分析により住宅部材へ侵入した木材腐朽菌の検出、同定が可能であることが示された。
索引語PCR;木材;腐朽;同定;DNA;検出;種;PCR;分析;モデル
引用文献数15
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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