西南暖地における早期栽培用・極早生水稲品種とさぴかの出穂特性

西南暖地における早期栽培用・極早生水稲品種とさぴかの出穂特性

レコードナンバー672275論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
論文副題温度に対する出穂反応
著者名坂田 雅正
平川 真由美
山本 由徳
ほか1名
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ72巻・ 2号, p.163-170(2003-06)ISSN00111848
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抄録1998年に高知県内の早期栽培圃場で異常(不時)出穂が確認された極早生水稲品種とさぴかの出穂特性を明らかにするため、交配親、高知県育成品種ならびに北海道から九州地域で育成された品種など、計50品種・系統を供試し、早期栽培で一般的な育苗期間にあたる3月~4月の自然日長下において、温度に対する出穂反応を比較検討した。2000年3月10日に1粒播した株まきポットを出芽後、窒素成分で1.5、3.0gm(-2)施用した水田土壌入りコンテナに密着設置し、昼夜温をそれぞれ12時間、30℃/20℃、25℃/25℃および25℃/15℃に設定した自然光型ファイトトロン内へ搬入して、播種からの日平均気温の積算値が1300℃日(以下、播種から1300℃日)に達するまで温度処理を行った。播種から1300℃日までに出穂した品種・系統割合は、温度区間では25℃/25℃区、窒素施肥量区間では1.5gm(-2)区で高く、北海道育成品種においてはこれらの区で出穂が早まる傾向がみられた。これに対し、品種とさぴかは温度、窒素施肥量区間で大きな出穂変動はみられず、播種から1000℃以上に達すると出穂し、播種から1300℃日までに出穂した品種・系統の中でも、播種から止葉展開までの積算温度が低く、早く出穂した。これは最終主稈葉数が少なく、平均出葉積算温度(播種から止葉展開までの積算温度/最終主稈葉数、℃日葉(-1))も低かったためで、品種とさぴかはこれら2要素に対する温度や窒素施肥量の影響は比較的小さく、主稈の出穂時期は播種からの積算温度によって推定できることが示唆された。
索引語出穂;品種;播種;温度;窒素;積算温度;葉;栽培;育成;系統
引用文献数22
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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