水田土壌から単離した微生物によるイプコナゾールの分解

水田土壌から単離した微生物によるイプコナゾールの分解

レコードナンバー672328論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20010122NACSIS書誌IDAA11818622
著者名永塚 隆由
伊藤 篤史
千田 常明
書誌名Journal of pesticide science
別誌名日本農薬学会誌. 和文編
日本農薬学会誌
発行元日本農薬学会
巻号,ページ28巻・ 2号, p.200-207(2003-05)ISSN1348589X
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抄録水稲種子消毒用トリアゾール系殺菌剤イプコナゾールの水田土壌中微生物による分解について検討した。分解菌を集積するため、水田土壌をイプコナゾール水溶液で41日間還流後、イプコナゾール含有培地で生育可能な微生物を単離した。単離した微生物を14C-イプコナゾール0.1μg/ml含む液体培地で28日間培養後、イプコナゾール分解能を調べた結果、細菌39株中1株、放線菌14株中12株、糸状菌14株中7株が分解能を示した。特に、放線菌では8株が、添加したイプコナゾールを90%以上分解した。イプコナゾール分解能の高かった放線菌2株(Kitasatospora sp. Al、Streptomyces sp. D16)を用いて、イプコナゾールの代謝分解について調べた。Al株は、液体培地中に含まれる1μg/mlの14C-イプコナゾールを3日間で80%分解した。同じく、D16株は培養2日で約20%、6日後には99%以上分解した。主要な1次反応は、イソプロピル基メチンおよびベンジルメチレンの酸化であった。A1株およびD16株は、イソプロピル基メチル部位やシクロペンタン環メチレン部位の酸化能も有していた。培養後半には、有機層(酢酸エチル)画分中に高極性の成分が生成するとともに、水層画分中には、1、2、4-triazoleが検出された。アゾール系殺菌剤の微生物分解に関する報告は少ないが、本研究の結果から数種の微生物がトリアゾール系殺菌剤の土壌中分解に関与していると考えられた。
索引語分解;微生物;水田土壌;単離;アゾール;殺菌剤;培地;放線菌;培養;液体
引用文献数17
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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