未成熟ブタの卵胞発育過程における肝細胞増殖因子(HGF)とアンギオポエチンおよびそれらの受容体のメッセンジャーRNA発現

未成熟ブタの卵胞発育過程における肝細胞増殖因子(HGF)とアンギオポエチンおよびそれらの受容体のメッセンジャーRNA発現

レコードナンバー672440論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
著者名清水 隆
飯島 康仁
佐々田 比呂志
ほか1名
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ49巻・ 3号, p.203-211(2003-06)ISSN09168818
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抄録血管新生因子は、哺乳動物卵巣の卵胞発育過程における血管形成に関与している。本研究は、各発育段階の卵胞におけるHGF、アンギオポエチン(Ang)-1、-2およびこれらの受容体のmRNA発現と卵胞周囲の血管形成との相互関係を明らかにすることを目的とした。3ヶ月齢の幼若ブタに1250単位のeCGを投与し、投与72時間後に卵巣を摘出した。右卵巣は、常法に従って組織切片を作製し、組織学的観察に用いた。左卵巣から小(<4mm)、中(4-5mm)および大(>5mm)卵胞を切り出し、各卵胞から顆粒層細胞および莢膜細胞を分離採集し、半定量RT-PCRを用いてmRNA発現解析を行った。莢膜層における血管数は、対照区に比べeCG処理区で有意に各発育段階の卵胞で増加した。ECG処理後の顆粒層細胞におけるAng-1の発現は、中および大卵胞で減少し、Ang-2の発現は小卵胞のみで増加した。Ang-2/Ang-1比は、eCG処理の各発育段階の卵胞で増加した。しかし、Ang-1および-2の受容体であるTie-2の莢膜細胞における発現は、eCG処理後も変化しなかった。HGFの発現は、eCG処理後の小卵胞の顆粒層細胞でのみ増加したが、莢膜細胞におけるHGF受容体発現は、変化しなかった。これらのことから、eCG処理したブタ卵胞発育過程の血管形成においてアンギオポエチンが関与していることが示唆された。
索引語卵胞;発現;細胞;処理;血管;受容体;卵巣;ブタ;発育;形成
引用文献数46
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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