新しい煎茶用品種‘つゆひかり’

レコードナンバー
672997
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00016154
NACSIS書誌ID
AN00143344
本文言語
ja
著者名
小柳津 勤 ; 倉貫 幸一 ; 中村 順行 ; ほか2名
誌名
茶業研究報告 = Tea research journal
発行元
日本茶業技術協会
巻号ページ
95号,p.1-5(2003-06)
ISSN
03666190
抄録
‘つゆひかり’は、静岡県茶業試験場において、1970年に、‘静7132’を種子親、‘あさつゆ’を花粉親として交配した実生群から選抜、育成された。系統70-30-302として1991年から1997年まで地域適応性試験及び特性検定試験を実施した結果、煎茶用品種として優良であると認められたため、‘つゆひかり’と命名し、2001年に静岡県奨励品種として採用された。‘つゆひかり’の特性の概要は次のとおりである。萌芽期は‘やぶきた’より1日程度早く、摘採期は2日程度早いやや早生品種である。樹姿は中間型であり、初期生育旺盛で、樹勢が極めて強い。新葉は鮮やかな淡緑で、葉形は長楕円形と楕円形の中間である。成葉は緑色の長卵形であり、葉縁の波はやや少ない。挿し木発根性はやや劣るが、活着後の苗の生育は良好である。赤枯れ抵抗性は‘やぶきた’より強い。耐病性は炭疽病には極めて強く、もち病には‘やぶきた’と同程度に強い。収量は‘やぶきた’より高く、摘芽は芽重型である。品質は‘やぶきた’と同等に優れる。外観はやや粉が多いが鮮緑で細よれする。水色は沈渣がややみられるが、明るい緑色を示す。香気は爽やかで、滋味は調和がとれ温和である。地域適応性に優れ、冷涼な山間地域から温暖な地域まで広範な地域に適応可能である。
引用文献数
5
登録日
2011年3月5日
収録データベース
JASI