有明海福岡県地先底泥中における珪藻休眠期細胞の分布と消長

有明海福岡県地先底泥中における珪藻休眠期細胞の分布と消長

レコードナンバー673262論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012384NACSIS書誌IDAN10425987
著者名尾田 成幸
書誌名福岡県水産海洋技術センター研究報告
別誌名Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center
発行元福岡県水産海洋技術センター
巻号,ページ13号, p.119-125(2003-03)ISSN09192468
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抄録1)'01~'02年にかけて、有明海福岡県地先における珪藻休眠期細胞の水平分布と季節変動を調査した。2)水平分布調査ではS.costatum、C.spp.、T.spp.、季節変動調査ではS.c.、C.spp.、T.spp.、A.glacialis、A.kariataの出現が認められたが、いずれの調査においてもR.imbricataとE.zodiacusの出現は認められなかった。3)水平分布密度はいずれの種も“みねのつ”と呼ばれる洲の上もしくはその周辺で少ない傾向にあった。4)水平分布調査においてMdφ値と休眠期細胞合計出現密度との間に有意な正の相関関係が認められた。5)季節変動調査においてMdφ値とC.spp.休眠期細胞出現密度との間に有意な負の相関関係が認められた。6)赤潮発生と休眠期細胞出現状況とを比較した。7)休眠期細胞の高密度出現時期と赤潮発生時期は類似する傾向にあった。8)休眠期細胞の水平分布パターンと季節変動は、赤潮を発生(栄養細胞の増殖)させる種別の生態的な要因、および潮流や海底地形といった物理的な要因に強く影響を受けて形成されるものと推察された。9)A.glacialisなどの赤潮発生件数が少ない種でも、一度赤潮構成種となった後には休眠期細胞の増加によって、その後に再び赤潮構成種として出現する可能性があることが示唆された。10)冬季に大規模に長期間発生する大型珪藻R.i.やE.z.は休眠期細胞形成種とは異なる生態的特性を持つことがわかった。
索引語細胞;休眠;出現;分布;調査;赤潮;水平;種;発生;季節
引用文献数22
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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