施設軟白ネギの乾物生産特性に基づく窒素施肥法

施設軟白ネギの乾物生産特性に基づく窒素施肥法

レコードナンバー680116論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名林 哲央
日笠 裕治
坂本 宣崇
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ74巻・ 4号, p.407-414(2003-08)ISSN00290610
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抄録北海道における栽培軟白ネギの乾物生産および窒素吸収特性に基づく窒素施肥法を検討した。1.軟白ネギの生育ステージを乾物生産量の変化から定植後30日目頃までの生育初期、定植後30日目頃から葉鞘部を被覆して軟白化を開始する80日目頃までの生育盛期、それ以降の軟白部分伸長期の3期に分けた。生育初期には個体群生長率(CGR)を高く保ち、多収を得るために100kg ha(-1)程度の基肥窒素を施肥して初期生育を高める必要があった。生育盛期にはCGRが最も高い定植後30日目頃から窒素を100kgha(-1)程度分施することにより高い収量が得られた。また、生育盛期に葉身重を高めると軟白部分伸長期に葉鞘部分の生育が高まり多収となった。2.1作の軟白ネギによる窒素吸収量は、新鮮重158Mg ha(-1)、乾物重14.1Mg ha(-1)のとき255kg ha(-1)であり、1作当たりの窒素施肥量は200kg ha(-1)程度が適量であった。3.施肥前に残存する土壌硝酸態窒素と窒素施肥量との関係から、土壌硝酸態窒素が50mg kg(-1)未満では基肥窒素量を100kgha(-1)、50-100mg kg(-1)では同50kg ha(-1)、100mg kg(-1)以上では同ゼロ、200mg kg(-1)以上では基肥と定植後30日目頃の分施をともにゼロと設定した。4.土壌硝酸態窒素レベルは調査した栽培期間中のハウスの39%で200mgkg(-1)を超えており過剰に蓄積していた。従って、本施肥法は多くの軟白ネギ栽培農家ハウスにおける残存土壌硝酸態窒素を低減できる。
索引語窒素;軟白;生育;施肥;目;土壌;硝酸;栽培;葉;乾物生産
引用文献数12
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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