スギザイノタマバエ抵抗性育種事業実施経過

スギザイノタマバエ抵抗性育種事業実施経過

レコードナンバー680347論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012133NACSIS書誌IDAN10413139
著者名佐々木 峰子
岡村 政則
藤澤 義武
ほか1名
書誌名林木育種センター研究報告
別誌名研究報告
Bulletin of the Forest Tree Breeding Institute
発行元林野庁林木育種センター
巻号,ページ19号, p.1-12(2003-03)ISSN09185828
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抄録スギザイノタマバエは主に九州に分布し、スギのみを加害する穿孔性害虫である。本種の被害は主にスギの内樹皮が幼虫によって体外消化されて生じる斑紋によるものであり、材質を劣化する一因となるため、林業上の問題となっている。本種の被害を防除するため、地域虫害抵抗性育種事業の一環としてスギザイノタマバエ抵抗性育種事業が1985年より九州育種場と佐賀・熊本・大分・宮崎・鹿児島県で実施された。まず、熊本・大分・宮崎・鹿児島県の激害地において無・軽被害であった木の幹に小型網室を取り付け、内部に幼虫を放す簡易検定を行い、被害の少ない合格個体を選抜した。また、佐賀県は県単事業において激害地の全木調査を行い、無被害木を選抜した。このように選抜された個体を抵抗性侯補木とし、九州育種場でさし木により増殖した。抵抗性候補木1クローンあたり2?5個体に対して小型網室を取り付けて抵抗性の検定を行った。検定による被害の程度を基に抵抗性を5段階に区分した。抵抗性が比較的高い5または4段階と評価され、かつ増殖に成功した38クローン、および在来品種で抵抗性が著しく高いとされたゴウセスギ、計39クローンを抵抗性品種として開発した。さらにこれらの抵抗性品種を用いて、激害地での抵抗性に加え、成長および材質他の特性を評価するための現地適応試験地を設定した。
索引語抵抗性;被害;事業;抵抗性育種;検定;個体;クローン;品種;スギ;種
引用文献数41
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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