GA処理で誘導したニホンナシ‘秋栄'および‘豊水'果実のみつ症に伴う生理・化学的変化

GA処理で誘導したニホンナシ‘秋栄'および‘豊水'果実のみつ症に伴う生理・化学的変化

レコードナンバー680941論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名田村 文男
田辺 賢二
千種 弼
ほか1名
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ72巻・ 5号, p.378-384(2003-09)ISSN00137626
全文表示PDFファイル (675KB) 
抄録ニホンナシ‘秋栄’および‘豊水’においてGA処理はみつ症発生を加速させる。本研究では‘秋栄’と‘豊水’の両品種を使い、GA処理によって誘導されたみつ症に伴う生理・化学的変化を調査した。GA処理に伴うみつ症の発生率は、‘豊水’に比べて‘秋栄’で高かった。また、‘秋栄’の成熟に伴う糖蓄積は独特の様相を示し、成熟期には‘豊水’に比べ2倍のスクロースを蓄積した。両品種ともみつ症の進行にともない果肉硬度の低下、脂質含量の低下、電解質漏出の増加がみられた。みつ症が発生した‘秋栄’の組織のエタノール不溶性物質含量は、症状の進行にともない減少したのに対し、‘豊水’では顕著な変化はなかった。水可溶性およびCDA可溶性ペクチン含量は両品種でみつ症の進行にともない増加した。‘秋栄’は‘豊水’に比べ、2倍以上のヘミセルロースおよびセルロース含量を示し、みつ症の進行にともないそれらの含量は低下した。これらの結果から、‘秋栄’のみつ症発症率が高かった原因として、スクロースの過剰な蓄積と、GA処理で誘導したみつ症に伴う組織の生理・化学的変化、特に細胞壁関連物質の品種間差が関係する可能性が示唆された。
索引語秋;処理;生理;品種;蓄積;発生;組織;物質;可溶性;果実
引用文献数27
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat