セイヨウナシ果実の潜在的褐変感受性とプロシアニジン高重合体の関係

セイヨウナシ果実の潜在的褐変感受性とプロシアニジン高重合体の関係

レコードナンバー680947論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名濱渦 康範
花川 卓子
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ72巻・ 5号, p.415-421(2003-09)ISSN00137626
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抄録供試したセイヨウナシ果実の褐変潜在力は‘Bar1e’(Ba)、‘Aurora’(Au)、‘Conference’(Co)および‘La France’(LF)において低く、‘Genera1 Lec1erc’(GL)、‘Grand Champion’(GC)、‘Beurre Hardy’(BH)および‘Josephine de Ma1ines’(JM)において高かった。Ba、Au、CoおよびLFにおいては含水アセトン抽出フェノール画分(AE)の含量は少なく、GL、BH、GCおよびJMでは多かった。後者4品種においては総フェノール物質含量中に占めるAEの比率が高かった。フラバン-3-オール化合物の含量は、Ba、Au、CoおよびLFにおいてはメタノール抽出画分(ME)に多く、AEには少なかったが、GL、BH、GCおよびJMにおいてはAE中の含量がME中の含量と同等もしくは多かった。ブタノール-塩酸法とバニリン法の結果から、BaおよびAuのプロシアニジンの重合度はME、AE両画分中ともに比較的小さく、LF、GL、BH、GCおよびJMにおいては大きいと考えられた。8品種のポリフェノールオキシダーゼ(PPO)活性はそれぞれ異なり、LFで最も高く、GCにおいて低かった。JMより抽出したAEのプロシアニジン高重合体は粗PPOと反応しなかったが、クロロゲン酸の存在下では褐色の色調を強める作用を示した。以上より、プロシアニジン高重合体はセイヨウナシ果実の組織褐変に深く関係し、これらの成分を多く含む品種は褐変潜在力が高いものと考えられた。
索引語褐変;果実;抽出;品種;フェノール;感受性;水;物質;比率;化合物
引用文献数25
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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