北海道における火山灰土壌中の粘土鉱物

北海道における火山灰土壌中の粘土鉱物

レコードナンバー681957論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014735NACSIS書誌IDAN00247860
著者名南條 正巳
天野 洋司
庫爾斑 尼札米丁
ほか3名
書誌名酪農学園大学紀要. 自然科学編 = Journal of the College of Dairying. Natural science
別誌名Journal of Rakuno Gakuen University. Natural science
J. Rakuno Gakuen University
J. Coll. Dairying
酪農大紀要
発行元酪農学園大学
巻号,ページ28巻・ 1号, p.7-45(2003-10)ISSN0388001X
全文表示
抄録北海道の胆振、渡島・檜山、十勝、釧路・根室および網走管内に分布する火山灰の粘土鉱物を調べた結果、つぎのことが明らかになった。1)樽前山に近い東側の粗粒質火山灰(胆振管内)a-aでは、粘土鉱物をほとんど含まず、非晶質鉱物もわずかであった。噴火後数百年内のa-bもa-aと同様な傾向にあったが、イライト(I)、クロライト(Ch)が時々含まれる。噴火後数千年経過するa-c、dでは非晶質粘土鉱物が多く、バーミキュライト?クロライト中間種鉱物(V-Ch)、クロライトも含まれる。樽前山の下層火山灰であるa-d層はアロフェン含有率が20%以上となる。2)樽前山から遠く離れる東側130-200kmの十勝管内では細粒質であり、アロフェン含有率が高い。a-bには時々イライトが観察される。雌阿寒岳のMe-aでは、イライトが+?++存在する。3)有珠山から噴出されたUs-a、bはともにスメクタイト(Sm)の含有率が高い。スメクタイトの観察された火山灰は有珠山だけである。アロフェン含有率は1%前後であり、あまり高い値は示さない。4)樽前山の東北東250kmの網走管内の主要火山灰はa-a、雌阿寒のMe-a、カムイヌプリのKm-a、摩周のMa-fであるが、大部分の火山灰土は非晶質のアロフェンのみであり、その含有率はいずれも高い。他の結晶性鉱物のクロライト(Ch)とカオリン(Kn)はわずかな試料にのみ検出されるにすぎない。5)道内各地の古期火山灰(>10ka)ではアロフェンのみでなく、イライトやクロライトなどの結晶性粘土鉱物が存在する。6)火山灰土中の可溶性銅の低下は腐植含有率とはあまり高い相関は無く、Alo+1/2Feo、Alp、Aloなど火山灰土の成熟にともなって高くなる可溶性アルミニウムの含有率と高い負の相関関係にある。
索引語粘土鉱物;鉱物;北海道;雌;可溶性;火山灰土壌;粒;種;銅;腐植
引用文献数43
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat