堆肥施用がトマトの収量,糖度,無機成分およびδ15N値に与える影響

堆肥施用がトマトの収量,糖度,無機成分およびδ15N値に与える影響

レコードナンバー682311論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名中野 明正
上原 洋一
山内 章
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ74巻・ 6号, p.737-742(2003-12)ISSN00290610
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抄録トマトの隔離床栽培において、5種類の施肥区(CDU化成肥料を与えたCDU区、低硫酸根緩効性肥料を与えたLSR区、窒素の想定必要量の半量ずつをCDUと牛糞堆肥で与えた区をCM+CDU区、同様にCDUと鶏糞堆肥で与えた区をPM+CDU区、牛糞堆肥および鶏糞堆肥のみを与えた区をCM+PM区)を設け年2作、4連作を行った。収量の経年変化、トマト果実の糖度、無機成分組成、土壌と果実のδ15N値を測定した。化学肥料と堆肥施用で収量における有意な差は認められなかった。糖度についてはLSR区で他の処理区に比べ低くなる傾向があったが、CDU区では堆肥を施用した処理区と同程度の糖度を示したので、糖度の低下は化学肥料に特有の現象ではないと考えられた。また、無機成分組成ではマグネシウムだけが、CM+CDU区で増加する結果を得たが、堆肥施用の普遍的な効果とは考えられなかった。以上の結果からは、堆肥施用がトマトの収量、糖度、無機成分含量を増加させるという結論を導くことは困難であると考えられた。一方で、化学肥料および堆肥のδ15N値は、土壌と果実の双方のδ15N値に反映され、土壌と果実のδ15N値の間には高い相関が認められた(R2=0.89)。これらのことから、堆肥施用したものと化学肥料施用したものとを分ける闘値を設け、δ15N値を用いた有機農産物判別の可能性が考えられた。
索引語施用;糖度;トマト;収量;無機成分;果実;化学肥料;土壌;組成;処理
引用文献数27
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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