南西諸島・徳之島のドリーネ内に存在する埋没腐植層の理化学的および鉱物学的特徴

南西諸島・徳之島のドリーネ内に存在する埋没腐植層の理化学的および鉱物学的特徴

レコードナンバー682314論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名宮本 淳
隅田 裕明
川東 正幸
ほか2名
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ74巻・ 6号, p.759-771(2003-12)ISSN00290610
全文表示PDFファイル (2329KB) 
抄録南西諸島・徳之島は暖かさの指数および乾湿指数から、湿潤亜熱帯気候に属する。同島南部に分布するサンゴ石灰岩台地上のドリーネに確認された埋没腐植層を有する5土壌断面(No.1、2、3、4、5)の理化学的、鉱物学的性質について明らかにし、埋没腐植層の各土壌分類の識別特徴に対する適合の可否を検討した。これらの埋没腐植層の性質はNo.1、2、3と、No.4、5では明確に異なった。1)No.1(糸木名)、No.2(小島)、No.3(小島)の埋没腐植層では、pH(H2O)は酸性を呈し、リン酸保持量は高い値を示した。仮比重は0.9gcm-3以下を示し、粘土含量は20-30%であった。アルミニウム型腐植の集積が認められ、多量の活性アルミニウムが存在した。粘土鉱物組成よりアロフェン、一次鉱物分析より火山ガラスの存在が確認された。一方、No.4(西目手久)、No.5(西阿木名)の埋没腐植層では、pH(H2O)が中性-弱アルカリ性を呈し、リン酸保持量は低い値を示した。仮比重は1.1-1.4gcm-3を示し、粘土含量は55-80%であった。ピロリン酸塩抽出カルシウムは高い値を示し、カルシウム型腐植の集積が認められた。塩基飽和度は90%以上を示した。粘土鉱物組成はバーミキュライト、カオリン鉱物が主要粘土鉱物であった。2)No.1-No.3の埋没腐植層は、WRBの分類で黒ボク層(Andic Horizon)の特徴を満たした。No.4、No.5の埋没腐植層は、WRBの分類では黒土層(Mollic Horizon)の識別特徴を示した。3)No.1-No.3の埋没腐植層の母材は徳之島の西60kmに存在する硫黄鳥島火山の噴出物であることが推測された。
索引語腐植;粘土鉱物;識別;pH;リン酸;比重;粘土;アルミニウム;組成;鉱物
引用文献数27
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat