泥炭土における土壌溶液採取方法の検討

泥炭土における土壌溶液採取方法の検討

レコードナンバー682317論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名谷 昌幸
佐藤 貴之
近藤 錬三
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ74巻・ 6号, p.787-792(2003-12)ISSN00290610
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抄録泥炭からの土壌溶液の採取方法が土壌溶液の組成・特徴に及ぼす影響を4つの方法で比較検討した。対象とした泥炭地は、泥炭の分解度と理化学性が異なる霧多布泥炭地と湧洞沼泥炭地の2地点で、各地点において2×2mの方形区内の4カ所から泥炭および土壌溶液を採取した。減圧ポーラスカップ法(PC法)、遠心分離法(CF法)、振とう水抽出法(WE法)、および泥炭地で一般的に用いられている泥炭を採掘した坑に湧出する水を採取する方法(PW法)の4つの溶液採取方法を用いた。1)各地点4カ所の泥炭の全炭素・窒素含量、繊維含量、腐植化度などの分解度指標および理化学性の変動係数は、おおむね20%以下であった。2)土壌溶液の水質および無機イオン濃度は4つの方法で大きく異なった。PC法、CF法、WE法で採取した土壌溶液は、泥炭の分解程度の違いによって水質が大きく変化することが示された。また、溶存有機物の光学的な特性も採水方法の違いにより異なった。3)PW法により採取した溶液のEC、溶存有機炭素濃度などの水質の変動係数は、両地点とも約20%以下であり、最もばらつきが少なかった。4)PC法、CF法およびWE法により採取した溶液の水質の変動係数は、泥炭の理化学性の変動係数を大きく上回る項目が多かった。また、これら3つの方法により採取した溶液の水質および無機イオン濃度は、泥炭に含まれる植物繊維の影響を強く受けていると考えられた。
索引語泥炭;土壌溶液;水質;泥炭地;変動;分解;理化学性;濃度;水;炭素
引用文献数19
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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