FSC森林認証をツールとした経営改革および地域林業振興

FSC森林認証をツールとした経営改革および地域林業振興

レコードナンバー682383論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00018015NACSIS書誌IDAN00162451
著者名岸憲 二郎
白石 則彦
書誌名東京大学農学部演習林報告
別誌名Bulletin of the Tokyo University Forests
巻号,ページ109号, p.7-26(2003-06)ISSN03716007
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抄録近年我が国の林業経営を取り巻く環境は厳しさを増しているが、この状況を何とか改善したいとの思いから、林業経営者の間で森林認証に対する関心が高まっている。森林認証には大別してシステム整備をベースとしたISO14000環境マネジメントシステムの認証と、パフォーマンス基準に基づくFSC森林認証がある。本論ではロゴマークによる市場での商品差別化が可能なことからFSC森林認証を取り上げ、認証取得を通じた林業経営改革、地域振興の可能性について検討した。検討の対象となった林業経営体は、山形県金山町にスギ人工林を中心に大規模な山林を所有管理する三英興業(株)である。三英興業は、自らが資源管理者となってFSC認証を取得する過程で説明責任の果たせる新たな企業を分社によって起こし、将来的には小規模森林所有者の森林管理を請け負うことを考えている。三英興業が実際に認証を取得すると仮定してこれまでの経営活動を見直した結果、現場での森林施業では重大な欠点は認められなかったが、システム整備のため情報管理の改善や多くの文書整備が必要であった。林業経営の受託業務とFSC認証取得の要求は多くの部分で重なっている。こうした経営の受託が実現すれば、経営規模を拡大し、林産物に付加価値をつけることが可能となる。その結果、地域で流通や加工も含めた林業・林産業の振興が図れる可能性があることが示された。また平成13年に森林・林業基本法が改正されたことも、林業経営の受託業務には有利に働くこともわかった。
索引語森林;林業経営;経営;地域;林業;システム;受託;改革;環境;管理
引用文献数11
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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