カンキツ類および類縁植物の抗酸化活性

カンキツ類および類縁植物の抗酸化活性

レコードナンバー682848論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015097NACSIS書誌IDAN0009670X
著者名村田 晃
川津 領一
田中 慶子
ほか6名
書誌名佐賀大学農学部彙報
別誌名Bulletin of the Faculty of Agriculture, Saga University
発行元佐賀大学農学部
巻号,ページ88号, p.87-96(2003-12)ISSN05812801
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抄録佐賀大学のカンキツ遺伝資源保存温室と附属農場果樹園に保存している163種のカンキツ類および類縁植物を対象として、新しいバイオアッセイによる抗酸化活性測定法を用いて、葉、果皮(アルベド、フラベド)、じょうのう膜およびさじょうを含む果汁の抗酸化活性を測定した。真正カンキツ類を除く類縁植物29種について、葉の活性は17000-475000U/mlであった。キンカン属5種と温州ミカン類とユズ類を除くカンキツ属7種について、葉の抗酸化活性は39000-358000U/ml、アルベドとフラベドの抗酸化活性は、10000-240000U/ml、果汁の抗酸化活性は240000-698000U/mlであった。ウンシュウミカン24系統とミカン類4種について、葉の活性は5000-388000U/mlであった。ユズおよび香酸カンキツ類27系統について、葉の抗酸化活性は2000-87000U/ml、じょうのう膜の抗酸化活性は4000-104000U/ml、果汁の抗酸化活性は18000-465000U/mlであった。インドネシアで採取したミカン属57種について、葉の抗酸化活性は1000-35000U/mlであった。さらにその他のカンキツ品種、細胞融合植物体、属間および種間雑種について、葉、果皮、および果汁の抗酸化活性を測定した。全体的に果汁の抗酸化活性が高く、Cirus micranha、C. macrophylla、‘山根系ユズ’、‘宮内イヨ’、‘土佐ブンタン’×Microcirus inodoraでは400000U/mlを超していた。葉の抗酸化活性では、Glycosmis cirifoliaの475000U/ml、果皮ではCirus hysrixのフラベドの240000U/ml、じょうのう膜では、‘山根系ユズ’の104000U/mlが最高であった。抗酸化活性が200000U/ml以上のものについては、熱処理を行い、耐熱性物質が示す活性を測定した。その結果、かなりの種と品種において、果汁の抗酸化活性が高く、果汁に耐熱性の抗酸化物質が存在することが示された。
索引語活性;酸化;葉;種;果汁;属;類縁;植物;果皮;膜
引用文献数16
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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