ブドウ新品種‘サニールージュ’

ブドウ新品種‘サニールージュ’

レコードナンバー682958論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011205NACSIS書誌IDAA11651673
著者名山田 昌彦
山根 弘康
栗原 昭夫
永田 賢嗣
吉永 勝一
平川 信之
佐藤 明彦
岩波 宏
小澤 俊治
角 利昭
平林 利郎
松本 亮司
角谷 真奈美
中島 育子
書誌名果樹研究所研究報告 = Bulletin of the National Institute of Fruit Tree Science
別誌名Bulletin of the NARO Institute of Fruit Tree Science
Bull. Natl. Inst. Fruit Tree Sci
果樹研報
発行元農業技術研究機構果樹研究所
巻号,ページ2号, p.33-42(2003-03)ISSN13473549
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抄録1. ‘サニールージュ’は果樹試験場安芸津支場(現独立行政法人農業技術研究機構果樹研究所ブドウ・カキ研究部)において,1977年に‘ピオーネ’に‘レッドパール’を交雑して得た実生から選抜された四倍体の品種である。1992年より‘ブドウ安芸津18号’の系統名を付けてブドウ第8回系統適応性検定試験に供試して特性の検討を行った。1997年8月に農林水産省育成農作物新品種命名登録規程に基づき,‘サニールージュ’と命名,‘ぶどう農林15号’として登録された。また,種苗法に基づき2000年12月に登録番号第8561号として品種登録された。2. 樹勢は‘巨峰’より弱く,中程度である。花芽の着生は良好であり,花は両性花である。耐病性は強く,‘巨峰’を対象とした防除を行えば,特に目立つ病害の発生は認められない。3. 花振るい性が強く,‘巨峰’と同様の管理を行っても有核果粒はほとんど得られず,無核果粒が多く結実する。満開時および満開10~15日後にジベレリン25ppmの花房(果房)浸漬処理を行うことにより,無核果粒の結実が優れ,果粒が肥大し,密着した無核の果房が得られる。育成地では平均5.3gの短楕円形の果粒となった。5.5g程度の果粒の場合,10cmの果房に65粒程度に摘粒することにより果粒の密着した果房が得られる。4. ‘サニールージュ’は,早生ブドウであり,‘デラウェア’と‘巨峰’の中間の時期に成熟し,糖度19%程度,酸含量は0.5g/100ml程度になる。ジベレリン無処理の果粒は肉質が柔らかく塊状であるが,ジベレリンを処理した果粒は‘巨峰’に近い崩壊性と塊状の中間となる。香気は弱いフォクシー香を呈する。栽培条件によっては少し渋みを呈する場合がある。果皮色は赤褐色で着色しやすい。果皮のはく皮は容易である。裂果性は非常に小さい。脱粒性は‘デラウェア’なみの中程度である。日持ち性は‘巨峰’より長く,‘デラウェア’なみの中程度である。5. 東北地方南部から九州までの地域で栽培できるが,東北地方北部以北での適応性は十分に明らかになっていない。
索引語性;ブドウ;登録;果房;花;粒;ジベレリン;処理;新品種;研究
引用文献数10
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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