ウシ顆粒層細胞および卵胞膜内膜細胞における腫瘍壊死因子(TNFα)受容体

ウシ顆粒層細胞および卵胞膜内膜細胞における腫瘍壊死因子(TNFα)受容体

レコードナンバー683132論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
著者名作本 亮介
柴谷 雅美
奥田 潔
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ49巻・ 6号, p.441-449(2003-12)ISSN09168818
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抄録本研究では、ウシ小三次卵胞(小卵胞;直径3-5mm)および大三次卵胞(直径12-18mm)を黄体ならびに子宮の肉眼的所見と卵胞液中のエストラジオール(E2)/プロゲステロン(P4)濃度比により排卵前卵胞と閉鎖卵胞に分類し、それぞれの卵胞由来の顆粒層細胞および卵胞膜内膜細胞において、腫瘍壊死因子(NFα)受容体について放射性リガンドを用いた結合試験によって検討した。スキャッチャード解析により、全ての卵胞由来の顆粒層細胞ならびに卵胞膜内膜細胞において、特異的なNFα受容体が確認された(Kd=4.7±0.15-6.9±1.40nM)。さらに、両細胞におけるNFα受容体の濃度は、排卵前卵胞由来と比較して閉鎖卵胞由来では有意に高かった(P<0.05)。小卵胞由来顆粒層細胞を培養し、recombinan human NFα(rhNFα;0.06-6nM)を暴露させた結果、E2分泌が濃度依存的に減少したが(P<0.01)、P4分泌には有意な変化が見られなかった。さらに、FSH-、forsko1in-あるいはdibuy1y1 cyc1ic AMP-により誘起されたE2およびP4濃度は、rhNFαの添加により有意に減少した(P<0.01)。これらより、ウシ小卵胞、排卵前卵胞および閉鎖卵胞由来の顆粒層細胞ならびに卵胞膜内膜細胞にNFα受容体の存在することが示され、NFαが受容体を介して卵胞細胞の機能調節に関与していることが示唆された。
索引語卵胞;細胞;受容体;膜;濃度;ウシ;排卵;腫瘍;壊死;因子
引用文献数33
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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