施肥法および土壌温度の相違がカンショ塊根中の遊離糖含量に及ぼす影響

レコードナンバー
690055
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ20011531
NACSIS書誌ID
AA11863117
本文言語
ja
著者名
犬飼 義明 ; 芝山 秀次郎
誌名
Coastal bioenvironment
発行元
佐賀大学海浜台地生物環境研究センター
巻号ページ
2巻,p.37-42(2003-12)
ISSN
13487175
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抄録
これまで栽培法の相違がカンショの収量および形状、皮色といった外観的な品質に及ぼす影響については数多く報告されているが、食味に関わる内部的な品質への影響については十分に明らかになっていない。そこで本研究では、施肥法および土壌温度の相違がカンショ塊根中の各遊離糖含量にどのように影響するかについて調査した。加えて、塊根収量形質を指標に食味評価の高いものが選抜可能か否かを探るため、塊根収量形質と蒸し塊根中の各遊離糖含量間の相関関係について検討した。窒素やカリウムの増肥、および土壌の高温は塊根中の各遊離糖含量に影響しなかったが、土壌温度を低下することにより、マルトース含量が有意に増加する傾向にあった。このマルトースの生成量は、デンプンの糊化程度とβ-アミラーゼ活性により決定されるが、このうち土壌の低温により塊根中のβ-アミラーゼ活性は低下していた。従って、低温下でのマルトース含量の増加は澱粉の糊化特性の変化に起因することが示唆された。塊根乾物率とグルコース、およびスクロース含量との間には正の有意な相関が認められたが、塊根収量、1個重、および長径/短径比と各遊離糖含量との間には有意な相関は認められなかった。従って、カンショの形態的特徴や収量性から食味の善し悪しを判断するのは困難であると考えられた。
引用文献数
21
登録日
2011年3月5日
収録データベース
AGROLib ; JASI